韓国・朝鮮人元BC級戦犯者に補償を

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韓国で、韓国人元BC級戦犯者遺族の会発足 

 2006年、韓国政府の日帝強制占領下強制動員被害真相糾明委員会によって被害者認定・名誉回復が行なわれた韓国・朝鮮人元BC級戦犯者の遺族(18家族)が2月25日初めて集まり、遺族による会を韓国国内では初めて結成しました。
 結成の趣旨は、以下のとおりです。 
 設立総会は、2月25日(日)午後1時からソウル駅高速鉄道新駅内3Fの「トレインズ」で行なわれました。

【韓国での報道】
聨合ニュース2月25日付記事 (外部へのリンク)
SBS2月25日付記事 (外部へのリンク)


<韓国出身BC級戦犯者同進会・韓国遺族会創立趣旨文>

 韓国のBC級戦犯被害者と遺族は、解放62年を経て、今日、遺族会を立ち上げる。朝鮮人BC級戦犯は、日帝の侵略戦争の道具として連合軍捕虜の監視員に強制動員された。侵略戦争の責任者が受けるべき戦争犯罪の罪を被り、名誉回復もできないまま60余年の間、うち捨てられてきた。朝鮮人は日帝の侵略により、国と言葉と名前まで奪われたあげく、侵略戦争にかり出された。私たちは日本の敗戦とともに解放された祖国で、自由を謳歌できる筈であった。だが、南方各地の戦犯刑務所で服役後、東京の巣鴨刑務所に移された。148人が有罪、このうち23人が処刑された。
 サンフランシスコ講和条約が発効した時、今度こそはと信じた。しかし。戦犯の汚名をそそげなかったばかりか、日本の援護法の対象からも外された。故国、韓国では日帝の扶役者と謗られ、村八分にされてきた。
 幸い昨年、政府機関である「日帝強占下強制動員被害真相糾明委員会」が、私たちは"強制的に駆り出された被害者である"と認定、最小限の名誉回復がなされた。しかし、余命いくばくもない被害者が渇望している、日本政府の謝罪と賠償はまだない。
 私たちは1955年から被害者の人権回復を目指して共に前進してきた日本の同進会の仲間とスクラムを組むため、韓国遺族会をたちあげた。私たちは日本政府が謝罪し、賠償するまで、同進会の仲間と固く連帯し闘い抜く。
 理不尽にも日本の侵略戦争の責任を一身に負わされてきた私たちに正義が蘇る時、日本の戦争責任がハッキリとし、韓日両国に真の平和と和解が訪れるであろう。
          
2007年2月25日
     
創立総会 参席者一同  



   
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